NPO法人フジの森の沿革

●NPO法人フジの森の設立
NPO法人フジの森は、2005年8月に特定非営利活動法人として東京都の認証を受け、9月に登記上の設立となりました。
フジの森とは参照

 

「フジの森」の建設

東京都西部にある檜原村の「フジの森」は公益信託富士フィルム・グリーンファンドの「未来のための森づくり」事業の第二期事業として、1989年に木造のディスカッションセンター(延べ床面積276m2ホール及び宿泊施設)を建設、1990年8月に正式にオープンしました。公益信託富士フイルム・グリーンファンドは、1983年に富士写真フイルム株式会社(当時、現在は富士フイルムホールディングス株式会社)が創立50周年記念事業として、10億円を拠出して設立されました。「未来のための森づくり」事業は、都市近郊の緑を対象として、地域住民と緑の交流をはかる拠点をつくろうというものです。「フジの森」は、大きな木造の建物を拠点としてさまざまな自然とのふれあい体験、地域の住民との交流ができる施設となりました。


「フジの森」の整備
その後、「フジの森」は裏に木工館(木工所及び倉庫)を併設し、1993年7月に、檜原村にふさわしい地元材を活かした木造の本格的な「森の中の野外音楽堂」を建設、大掛かりなコンサートなどを行うことができるようになりました。さらに1994年の夏、財団法人東京都森林整備公社(現財団法人東京都農林水産振興財団)の助成によって、檜原野外音楽堂の観客席増設工事が行われました。
   

「フジの森」から「教育の森」へ
NPO法人フジの森の設立と前後して、2005年6月には、檜原村が「フジの森」の敷地約25,000㎡を購入、「教育の森」構想に基づいて自然観察路などの整備を進めることになりました。NPO法人フジの森は村有林の管理を受託して、さまざまな自然とのふれあい体験ができる森づくりを目指して、間伐や新たに雑木林の造成などの森林の整備を始めました。また、「フジの森」の建物も修理・修繕を重ねてきましたが、根本的なリニューアル(改修)が必要となってきました。公益信託富士フイルム・グリーンファンドからリニューアル工事の助成金を交付されましたので、2007年3月から工事が始まり、6月に竣工しました。工事内容は、建物の老朽化対策、2階テラスに避難用の非常口整備など安全対策でした。

教育の森研修棟の建設

2007年度に、檜原村は「フジの森」の建物の向かいに教育の森研修棟の建設を着工、2008年4月からNPO法人フジの森は、村から指定管理者として企画・運営に携わり、様々な体験プログラムを行っています。
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