間伐材によるログハウスを製品化し販売へと進むにあたり、木材の乾燥が重要になってきました。ログハウスに使用する材は、加工の段階で水分が10%以下でないとモルダ―(製材・乾燥された角材の四面を正確な寸法決めをし、表面をなめらかに削る機械。)
)にかけることができません。これまでに試作したログハウス第1号は、1年間天然乾燥した後、100℃の高温乾燥機(灯油使用)を用いました。改良版では、45℃の低温乾燥機(電気使用)によって乾燥しました。
現在、木材の流通が薄くなりストックができないことや広い場所の不足が原因で、一般的に天然乾燥(桟木を挟んで積み、長時間置いて干す)が少なくなっていますが、地球温暖化防止のためには、化石燃料を使う人工乾燥よりも天然乾燥を選びたいところ。
この事業では、乾燥建屋(展示施設)を間伐材で建設することにより、ログハウス(3坪)2棟分の木材をストックとして天然乾燥し、いつでも需要に応えられる体制を整えます。